René Kollo様の(ミーハーファンが作った)ページ。  

                  注:ご本人様および関係者の方々とは一切関係ございません。

※ ショルティ盤タンホイザー第一声で頭をタコ殴りにされてから氏のファンとなりました管理人のミーハーページです。
正統派ワーグナーファンを自認する方、氏の真面目なファンの方は恐れ入りますが閲覧をご遠慮下さい。


ルネ・コロ
1937年、ベルリンの生まれ。ポップス畑からクラシックに転じ、1965年にブラウンシュヴァイク歌劇場でデビュー。バイロイトには1976年に初登場して、オランダ人の舵手を歌った。その後ローエングリン、ヴァルター、パルジファル、ジークフリート等ヘルデン・テノールの主役を次々と歌い、1981年から82年にはトリスタンに扮した。彼は甘くやわらかな声と超人的な持続力、豊かな音楽性とすばらしい表現力をもち、ワーグナー・テノールに人材の乏しい今日、当代最高の存在と認められている。
(バレンボイム盤DVD「トリスタンとイゾルデ」解説書から引用)

↑ほんとにワーグナー・テノールって人手不足ですよね・・・・って、ところで、コロさんの後釜は誰なんでしょう?
← 写真集です
→ ルネ・コロ
「RENÉ KOLLO」
本人による自伝。
当然ながら
全部ドイツ語。

読めない・・・・

【コロの略歴】はここからどうぞ
(ヴァランシエンヌ様のサイト
「valenciennes traeumereien」のページへとびます)

【コロ名言集】
 面白かったのでいくつかをUPしました。赤字は私めの感想です。


石戸谷結子「マエストロに乾杯」(光文社)より

−−− ワーグナー歌手になられる以前は、大変有名なポピュラーの歌手でいらしたそうですね。
「ええ。学生時代に、50年代や60年代のジャズやポップスのようなものをやっていました。ある人がやってみないかと勧めてくれたんです」
−−− それが急にワーグナー歌手に変身したのはどういうわけなんでしょう。何かきっかけがあったんですか?
「ポピュラーなものは、私が一生やろうと思ったことじゃないんです。ちょっとしたきっかけでなってしまったもので、楽しみのようなものです。ワーグナーは私が常に人生の課題として興味を持ってきたものなんです」

−−− そんなにコロさんを魅了するワーグナーの魅力を、ひと口で言うのはむずかしいでしょうが教えてください。
ヨーロッパで、最も多くのものが書かれた人物は、一人はキリストで、一人はワーグナーなんです。何千何百という本が書かれているのに、五分間でワーグナーのことを言うのはねえ、なかなかむずかしいです」

−−− それはわかりますが、一つだけ言うと?
「私にとって疑いもなく、私だけじゃないと思いますが、ヨーロッパで最高の舞台芸術の作者。言葉と音楽とドラマが一対になった最高の作者




← ワーグナーが「常に人生の課題」って・・・・コロさん、もしやあなたはワグネリアン??(;゜〇゜)

← これはほんとですか?ほんとにほんとですか?でも、いくらなんでもキリストとワーグナーを同列に並べますか?次元がまるで違う気がするのですが。
ただし、ワグネリアンならうなずけないこともないですが。

← ・・・・・やっぱり。
コロさん、ワグネリアンだったんですね
(と、勝手に決定)


ルネ・コロ「Rene Kollo」 (えうりでぃちぇ 様・訳)より

母は南のフレンスブルク出身だが、ルーツは北フリース諸島だ。母は「ローエングリン」に出てくるあの領主の娘、オルトルートとは姉妹のような関係だということもありうるわけで、同じように頑固な上に、同じように偉大だった。


← 本の冒頭部なのですが、オルトルートがのっけから唐突に出現。日本でいう日本昔話のように、ドイツではワーグナーオペラといったら誰でも内容を知っているメジャーな作品なのでしょうか?


「ローエングリン」の上演をめぐってカラヤンと喧嘩した時のコロの発言。マスコミが作ったという説もあるらしいです)

カラヤン盤「ローエングリン」の国内版リブレットには以下のように書いてあるようですが、未確認(^_^;)

ドイツ語圏でローエングリンが歌える歌手は5人しかいないが、指揮者は5千人もいる」


↓ しかし、「スタンダードオペラ鑑賞ブック 4 ドイツ・オペラ下」(音楽之友社)だと次のように・・・・

「ローエングリンを歌える歌手は世界で5人しかいないが指揮者は5万人いる」


話、拡大してますが(笑
ローエングリンを歌える歌手はもちっといると思いますが、ジークフリートとトリスタンを歌いこなせる歌手となるとそのとおりだと思います。




【コロ:ワーグナーCD&映像】
( ・∀・)イイ!!
 *これ以外に、現在入手できるコロ@ワーグナーものがありましたらぜひ教えて下さい。買いに走ります(本気)

※コロ歌唱(ワーグナー以外含む)録音&映像リストはこちら
CD 映像
リエンツィ
サヴァリッシュ/バイエルン国立歌劇場

コロ:リエンツィ
ステューダー:イレーネ
ローターリング:ステファノ
ヤンセン:アドリアーノ
ブリンクマン:オルシーニ

どんなことを歌っているのかさっぱりわかりませんが(・∀・)イイ!!
訳だれかたのむ
タンホイザー
メータ/バイエルン国立歌劇場

コロ:タンホイザー
セクンデ:エリーザベト
ヴァイクル:ヴォルフラム
W.マイヤー:ヴェーヌス
ロータリング:領主ヘルマン

椅子をもって暴れてます。
ちとよぼよぼですが。

▼ こちらはCD版
リエンツィ
ホルライザー/SKD

コロ:リエンツィ
ヴェンベルグ:イレーネ
ヒレブラント:ステファノ
マルティン:アドリアーノ
テオ・アダム:オルシーニ

↑と比べるとこっちのほうが好みですが、やはり何を歌ってるのかさっぱり。
トリスタンとイゾルデ
バレンボイム/バイロイト祝祭管

コロ:トリスタン
マイヤー:イゾルデ
シュヴァルツ:ブランゲーネ
ベヒト:クルヴェナル
サルミネン:マルケ王
シェンク:メロート

全盛期。とにかく格好(・∀・)イイ!!
スリム&足長〜。
さまよえるオランダ人
ショルティ/シカゴ響

コロ:エリック
ベイリー:オランダ人
タルヴェラ:ダーラント
マーティン:ゼンタ
I..ジョーンズ:マリー

ふられ役にしては格好良すぎて(・∀・)イイ!! トリスタンとイゾルデ
コート/ベルリンオペラ

コロ:トリスタン
G.ジョーンズ:イゾルデ
シュヴァルツ:ブランゲーネ
フェルドホフ:クルヴェナル
ロイド:マルケ王
エーデルマン:メロート

ちょっと年食ってる騎士様ですが、ご愛敬ってことで。
タンホイザー
サヴァリッシュ/RAIローマ響

コロ:タンホイザー
ヤノヴィッツ:エリーザベト
ブレンデル:ヴォルフラム
シェンク:領主ヘルマン
デューン:ヴェーヌス

ちと声が固いかな〜という感じですが(・∀・)イイ!!。
でも2幕を省略するなq( ゚д゚)pブーブーブー

ニーベルングの指環(全曲)
サヴァリッシュ/バイエルン国立歌劇場

コロ:ジークフリート
ヘイル:ヴォータン
ティアー:ローゲ
ウラシハ:アルベリヒ
パンプフ:ミーメ
シュンク:ジークムント
ヴァラディ:ジークリンデ
ベーレンス:ブリュンヒルデ
リポヴシェク:フリッカ
モル:フンディング/ファフナー
サルミネン:ハーゲン
ネッカー:グンター
バルスレフ:グートルーネ


演出度外視・・・・(スイマセン)ひたすらコロ。やっぱりジークフリート役巧いですよねえ・・・・
タンホイザー
ショルティ/VPO

コロ:タンホイザー
ゾーティン:領主ヘルマン
デルネシュ:エリーザベト
ブラウン:ヴォルフラム
ルードヴィヒ:ヴェーヌス

頭を殴られた記念すべきCD。こ、このテノールΣ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!と思い、あわててリブレットをひっくり返しました。
タンホイザー
ヴァルベルク/テアトロコロン管

コーツプ:タンホイザー
ヴァン・ミル:領主ヘルマン
ヒレブレヒト:エリーザベト
ケール:ヴェーヌス

コロ:ヴァルター
なんとヴァルター役!・表題役でないのが貴重盤・・・だけど音が悪すぎてよくわからない(ノД`) 未来の芸術バイロイト祝祭劇100年 買ったはいいけどまだ観てません
(((( ;゚д゚))))アワワワワ
ローエングリン
カラヤン/BPO

コロ:ローエングリン
トモワ・シントウ:エルザ
ヴェイソヴィチ :オルトルート
ニムスゲルン:テルラムント
リッダーブッシュ:国王ハインリヒ

もう他のCD聴けないというくらいの愛聴盤。。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!

トリスタンとイゾルデ
C.クライバー/SKD

コロ:トリスタン
プライス:イゾルデ
ファースベンダー:ブランゲーネ
F.ディースカウ:クルヴェナル
モル:マルケ王
ゲッツ:メロート

第一声からひきこまれます・・・・けど、あまり聴かない・・・・
↓ご家庭録画等

ニュルンベルクのマイスタージンガー
カラヤン/SKD

コロ:ヴァルター
テオ・アダム:ザックス
ドナート:エーファ
ヘッセ:マグダレーネ
エヴァンズ:ベックメッサー
リッダーブッシュ:ポーグナー
シュライヤー:ダーヴィッド

なにも言うことありません。輝くヴァルターの優勝歌。。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!! チューリッヒ歌劇場
1984

*お友達から頂きました。
ニュルンベルクのマイスタージンガー
ライトナー指揮

コロ:ヴァルター
マッキンタイア:ザックス
ハルトマン:ベックメッサー
どちらかというと演技に見惚れてました。
画像があるとどうも(^^ゞ

ニュルンベルクのマイスタージンガー
ショルティ/VPO

コロ:ヴァルター
ベイリー:ザックス
ヴァイクル:ベックメッサー
ダラポッツァ:ダーヴィッド
ハマリ;マグダレーネ
モル:ポーグナー
こっちも↑と甲乙つけがたいくらい(・∀・)イイ!! ハンブルク国立歌劇場来日公演
1996

*お友達から頂きました。
タンホイザー
アルブレヒト指揮

コロ:タンホイザー
セクンデ:エリーザベト
シュミット:ヴォルフラム
ブダイ:ヴェーヌス
ちょいとお疲れ気味でしょうか。2幕が・・・・。

ニーベルングの指環
(全曲)
ヤノフスキ/SKD

コロ:ジークフリート
テオ・アダム:ヴォータン
シュライアー :ローゲ
ニムスゲルン :アルベリヒ/ミーメ
イェルザレム:ジークムント
ノーマン :ジークリンデ
アルトマイアー:ブリュンヒルデ
ミントン :フリッカ)
モル:フンディング
サルミネン:ファフナー/ハーゲン
ネッカー:グンター
シャープ :グートルーネ


彼の明るい声質は阿呆な英雄役にぴったりだと思います。 バイエルン国立歌劇場
1979

*お友達から頂きました。
ローエングリン
サヴァリッシュ指揮

コロ:ローエングリン
リゲンツァ:エルザ
ランドヴァ:オルトルート
リーダーブッシュ:国王ハインリヒ
ロアル:テルラムント

映像が悪いのが惜しい!!!!
お気に入り舞台。。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!のに・・・・

パルジファル
ショルティ/VPO

コロ:パルジファル
F.ディースカウ:アンフォルタス
ホッター:ティトゥレル
フリック:グルネマンツ
ケレメン:クリングゾル
ルードヴィヒ:クンドリ


こっちも役柄に合ってます。というか、全部(・∀・)イイ? サンフランシスコ歌劇場? 神々の黄昏
Waart指揮(1985・プリミエ)

コロ:ジークフリート
マルトン:ブリュンヒルデ
Devlin:グンター
トムリンソン:ハーゲン
bouleyn:グートルーネ
デルネシュ:ヴァルトラウテ
こっちも映像があんまりよくない・・・・でも舞台は( ・∀・)イイ!!
どうしてこんなに巧いのでしょう、ジークフリート。

パルジファル
ケーゲル/ライプツィヒ放送響

コロ:パルジファル
テオ・アダム:アンフォルタス
テシュラー:ティトゥレル
コールト:グルネマンツ
ブンガー:クリングゾル
シュレーター:クンドリ


↑と比べると、どっちかというとこっちのほうが好みです。 [その他CD]

パルジファル
ヴァルベルク/テアトロコロン管

コロ:パルジファル
H.ホフマン:アンフォルタス
ハグナー:ティトゥレル
ヴァン・ミル:グルネマンツ
シュテルン:クリングゾル
シュアルト:クンドリ

↑に比べると声が少々若いような。だが、それがいい。 ワーグナーアリア集
スウィトナー/ベルリンシュターツカペレ

リエンツィ、オランダ人、
タンホイザー、ローエングリン、
マイスタージンガーから
どこを切っても彼の歌声です。
オランダ人の舵手が聴けます。
ご家庭録音盤

*お友達から頂きました。

ジークフリート
ブーレーズ/バイロイト祝祭管(1976・プレミエ)

コロ:ジークフリート
マッキンタイア:ヴォータン
G.ジョーンズ:ブリュンヒルデ
ツェドニク:ミーメ
ケレメン:アルベリヒ
ルングレン:ファーフナー

登場シーンはいつも耳がたちます。 ワーグナーアリア集
スウィトナー/ベルリンシュターツカペレ

リング、パルジファルから
彼のジークムントが聴けます。ちと明るい?ジークムント。

タンホイザー(ハイライト)
ヤノフスキ/フィルハーモニア管

コロ:タンホイザー
キリテカナワ:エリーザベト
W.マイヤー:ヴェーヌス

ハイライト版なのが惜しい!( ・∀・)イイ!!ですこれ。


  ローマルネ・コロ語り】 注:独断と偏見によりますのでご注意下さい。敬称略

 何が。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!って、コロさんは一にも二にも明るく輝く高音です。ワーグナーの、フォルテシモでがんがん鳴っているフルオケ・フル合唱の中を突き抜けてきこえてくる彼の声は、いかにもワーグナーの表題役を歌う歌手らしくて感動します。声質にもよると思いますけれども、色々なCDを聴いた限りではタイトルロールを歌う実力歌手でも、フルオケ・フル合唱となるとやはり、その歌声が大音量の中に飲みこまれてしまっているのが多いように感じましたが、コロの場合はきちんときこえてくるのが嬉しいです。
 また、彼は途中で崩れるということもないですし、安定感も抜群だと思います。ファンの方には申し訳ありません、たとえばザイフェルトは、聴いていると「あれっ?」と感じる箇所が必ずありますが、コロには全くありません。もちろん安定度でいえば、メルヒオールが動かざること山のごとしでダントツですが、メルヒオールほどでないにしてもこれといった大崩がないのも魅力です。
 特筆ものは表現力だと思います。CDを聴いているとパルジファル、ヴァルター、ジークフリートなどなど、役柄をちゃんと演じ分けている、換言すると自分できっちりとキャラクターを掴んで、人物をつくって理解して歌っていると思います、彼の声の向こうにそれぞれのキャラクターが喜んだり怒ったりしている姿が浮かんできます。
 ジークフリート登場のところは本当に「あ、無邪気で阿呆で粗野な若者がきたな〜」と感じさせてくれますし、トリスタン第一声の緊張を帯びた切り込むような歌い方には、イゾルデに呼ばれて、自らの心の内を押し隠して冷静さを取り繕わんとするトリスタンという人間が見事に表現されているようにきこえます。
 困ったのが白鳥騎士で、ものの本によるとこの役は人間っぽく演じてはいけないらしく、あくまで超人的な天からの使者でなくてはならないそうですが、コロさん、確かに登場場面は神々しい聖杯騎士ですが、曲が進むにつれて段々人間くさくなって(苦笑)、終幕、エルザに向かって別れを告げるあたりなどは「ほんとは自分だって別れたくないんだ」といった風な血を吐くような感じできこえてきます。これですっかり白鳥騎士のイメージができあがってパロディ書き物書いてしまった・・・・というのは余談ですけれども。
 ただ残念ながら、1990年あたりを越えた後の録音についてはやはり声が落ちてきているなあ、という観は否めません。全盛期のコロさんをナマで聴いてみたかったです。
 



  【ルネ・コロさよならコンサート】 2014/7/7 於:サントリーホール
 

コロさん来日!の情報をキャッチしたので行ってきました。
御年76歳・・・・にしても、このコンサートのタイトルはないだろうと
思いますが(^^;)
ドイツ〜日本は8時間(夏は7時間)時差があるので身体はきついだろうし、
コロさんのお歳もお歳なのでわかるんですけど、でもまた来て欲しいです(>_<)
七夕コンサートの10周年を記念して、コロさんを特別ゲストに招いた、
という説明があったので、だったらもう少しなんとかして欲しいな〜と
いうのはともかく、サントリーホールに行ったのは実はこれで2回目。
1回目はだいぶ前にSKDの来日公演を聴きに行って、
ブラームスの1番の演奏に、のたちまわるくらい感動しました。
この音!ブラームスはこの音!やはりドイツオケは素晴らしい!

・・・・ではなくて。

サントリーホールは音響はピカイチだなと思いました。
細かい弦の音がよく聴こえますね。ベルリンフィルの本拠地に近い
ような観があります(って、当たり前といえば当たり前かも)。
日本のオケでワーグナーを聴くのは、正直なところ毎回心配になる
んですが(メリハリがない、薄っぺらいetc)、今回はさほど
気になりませんでした。この会場のせいもあるのかなと思います。

プログラムは2部構成でした。
第2部の曲目は→です。



第1部はオール・ワーグナー▼

・「オランダ人」序曲
・ゼンタのバラード
・「マイスタージンガー」前奏曲
・ザックス親方の最終演説〜終幕
・タンホイザー大行進曲
・ローマ語り(コロ)


マイスターの前奏曲で最後の2音
が足りなくてちょっと面食らってし
まいましたが、楽劇バージョンにし
たんだなと考えて納得。
ただもう少しオケの低音が欲しい
なと思ったのと、ザックス親方を歌
ったバリトン歌手の小松氏、ワー
グナー先生の歌詞は確かに長い
んですが、暗譜でやってほしかっ
た・・・・ここはクライマックスなの
でザックス親方になりきって歌っ
て欲しいんですよね。
それを楽譜見ながらでは・・・・orz

コロさんの生声を初めて聴きました。・゚・(ノД`)・゚・。
凄い、凄すぎる!
圧倒的声量に豊かな表現力、ため息しかでません。
これが、バイロイトでタイトルロールを歌い続けたヘルデンテノールの歌声なんだと猛烈に感動(涙)


ほかにも日本人歌手が出演していましたけれども、まず声量でコロさんに圧倒されてしまっていて、
「メリー・ウィドウ」の二重唱のところなど正直、大人と学生のような感じで差が歴然としていて、
コロさんの相手役には、やはりブリュンヒルデを歌えるような歌手じゃないと無理だな〜と思いました。
これで御年76歳ですか?!体力がもてば、聖地でワーグナーをまだまだ歌えるのでは?
というくらい声が強く張りがあって、輝く高音も健在。
加齢とともに高音は出なくなるという話もききますが、いやいやどうして、
全盛期の歌声とそんなに遜色がないことに驚かされました。
タンホイザーのローマ語りは第一声から耳を奪われてしまい
(さすがコロさん、全部暗譜なうえに役柄になりきって人物を演じていました)、
お年を召されていても、世界最高峰のワーグナー歌手なんだなと実感しました。

ローマ語りは第1部のラストを飾ったのですが、終わっても拍手が全くなりやまず、4回も舞台に呼び戻されていました。
コロさん、観客に対する態度も丁寧で、あますところなく手をふっているようでサービス旺盛でした。
ところで「メリー・ウィドウ」でコロさんがカンペを持っていたので
「オペレッタなんて山のように歌っているコロさんがなぜ?」と思ったら、
一部分だけ日本語で歌ってくれました。日本語の歌詞を書いた紙だったんですね。
粋な演出に感謝です。仮にこの演出、コロさんが申し出てくれたのだとしたら・・・<(_ _)>
司会者が「コロさんはドイツの国宝的存在」というようなことを言ってましたが、違います。
世界の宝です!なんといっても、世界で数えるほどしかいない、ワーグナー作品の主役を歌える歌手です★


 



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