クラシック音楽の小部屋


モーツアルトは子守唄を歌わない


 
【モーツアルトは子守唄を歌わない】 森雅裕・著 (講談社)

   (漫画版もあります。画・有栖川るい (エニックス)

モーツアルトは毒殺された?」・・・・その謎を解く探偵役がなんと楽聖ベートーヴェンとその弟子チェルニー(ピアノの教則本でおなじみですね♪)。当時のウィーンを舞台に、サリエリ、シューベルト、モーツアルト未亡人も登場するクラシック音楽ファンとしてはたまらない内容の推理小説です
好きな曲をBGMにして読むのも一興です♪。
続編ともいえる短編集は、「ベートーヴェンな憂鬱症」同じく講談社から。

すきな場面 (模写のつもりが自己流(^_^;)) 

シューベルト「僕は将来作曲をやりたいんです・・・・それで、時々不安になるんです」

ベートーヴェン「何が?」
シューベルト「つまり・・・・先生の・・・・ベートーヴェン先生の後から出た作曲家に、一体、なにができるのかと・・・・」
チェルニー「作品ができたら持ってくるといいよ。時々なら見てくださるだろうよ。ねえ、ベートーヴェン先生」
ベートーヴェン「あ、ああ。・・・・そうだな」
  「モーツアルトは子守唄を歌わない」パロディ小話(2003/12/11UP)

   【頂き物】 「モーツアルトは子守唄を歌わない」イラスト(海渡様)




← 単行本の表紙

こちらは文庫版 →
表紙は「パタリロ!」の漫画家・魔夜峰央さん

その隣は同じく魔夜峰央さんの表紙で「ベートーヴェンな憂鬱症」

*この講談社版は現在絶版ですがamazonなどでも結構見かけますので手に入ると思います。




雑多物展示場。
・2006 ドイツW杯記念展示物。(2006/07/03UP)

       ハイドン 弦楽四重奏曲第77番「皇帝」第2楽章
上記オルゴールバージョン

↑ ご承知かと思いますが、
これ、ドイツ国歌です。
ちなみに歌詞は→

はじめて聴いたときにいっぺんで
旋律が気に入って(・∀・)イイ!!な〜
と思っていたところへ、さらに
元はハイドン作曲の弦楽四重奏曲
だというのを知ってびっくり。
・・・・納得致しました。
世界の国歌の中でも
屈指の名曲だと思います。


Einigkeit und Recht und Freiheit
für das deutsche Vaterland!
Danach lasst uns alle streben
brüderlich mit Herz und Hand!
Einigkeit und Recht und Freiheit
sind des Glückes Unterpfand.
Blüh im Glanze deines Glückes,
blühe, deutsches Vaterland!
<訳>

祖国ドイツに 統一、正義そして自由を!
友よ、共に進もう!
兄弟のように、心を重ね、手を取り合って
統一、正義そして自由は幸福の証し
幸せの輝きの中 栄えよ、祖国ドイツよ


*訳はアンセムより引用

・2006 ドイツW杯記念展示物その2。(2006/07/16UP)
 
【パロディ小話】 TO GERMANY *上記「モーツァルトは子守唄を歌わない」風です

今更ながら吉野家。(2006/08/13UP) 
  *冗談のわかる方のみご覧下さい。いきなり大音量で音楽が流れますのでボリュームにご注意下さい。



気分だけでもウィーン  (この写真はすべて友人R.Y提供。thanx!)
ベートーヴェンの墓。この花の数・・・・やっぱり偉大です。


■ シューベルトではありませんが、後世の作曲家をしばってしまっただけではなく(なんとなく交響曲は9つつくるとか)、CDの大きさまで決めてしまったひとだけあります。

■ LPからCDに移行するときに、今は亡きマエストロ・カラヤンにCDの大きさについて意見を訊いたところ、彼は「ベートーヴェンの第九が一枚でおさまる大きさに」というように答えたそうです。
シューベルトの墓。
本人の希望どおり
ベートーヴェンの墓の隣にあります。




交響曲第九番「合唱付」 二短調 OP.125

■ ベートーヴェンの曲は大概、精神的に辛いときの薬になります。後期の弦楽四重奏曲群も捨てがたいのですけど(私はレベルの低いワグネリアンですがワグナーだと逆に疲れます)。彼の曲は後ろから背中押してくれます。「このくらいで悩んでるんじゃないぞ、俺なんかな・・・・」とか曲が言っているような気がします(^_^;)。

■ ベートーヴェン、偉大です。彼がいなければ、たぶん作曲家・ワグナーもいなかったでしょう(ワグナーもベートーヴェンの曲に感動して、作曲はじめたクチです。自分がベートーヴェンに会いに行くという仮想小説まで書いてるし・・・・笑)


■ 第九の名演は色々ありますが(やっぱり、フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管のものが定番でしょうか)、私めの愛聴盤はスウィトナー/ベルリンシュターツカペレ盤です。

ありきたりですが、第4楽章で歌われる歌詞はこちら
【MIDI】
第4楽章ヴィオラ&チェロによる歓喜の主題〜バリトンソロの前まで
*対旋律のほうが強めですのでご注意下さい
(2006/04/15UP)
上記ヴィオラ&チェロの歓喜の主題部分のみ
*ファゴットの対旋律のほうが強めです。2度リピートします。
(2006/04/15UP) 


↓ブルックナーの(たぶん)像




← 同じくブラームスの墓
・・・・やっぱり何か悩んでいるようです。
そんな彼の少しマイナーな作品↓
でも、ブラームスらしい曲だと思います。



【ブラームス/カンタータ「リナルド」 歌詩と対訳】

(2007/06/20UP)

【ドイツ・オーストリア旅行記】

・ドイツ旅行記〜ベルリン編 (2005/09/05UP) 
・ドイツ旅行記〜ライプツィヒ編(2005/09/05UP) 
・南ドイツ旅行記〜ノイシュヴァンシュタイン城とその周辺
・オーストリア旅行記〜ザルツブルグ編(2004/05/18UP)
・ウィーン旅行記〜ウィーン郊外編(2005/10/17UP)
・ウィーン旅行記〜ウィーン編(2005/11/27UP)

おなじみJ.シュトラウス像


頂き物
<suoh様から>
 J.S.バッハ カンタータ147番「心と口と行いと生きざまは」よりコラール 「主よひとの望みの喜びよ」

<ぴいた様から>
 L.V.ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」より 第2楽章 






クラシック(含吹奏楽)音楽用語辞典(別名・シュミの特集)
 ワーグナーオペラ用語辞典


  

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例・ブラヴォー
 残響2秒が待てないせっかちな人の叫び声
 ロシアの潜水艦(まるで関係ない)

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